ENGIE × Provar 導入概要
顧客名:ENGIE Energie Services Nederland
ウェブサイト:https://www.engie.nl
業界:公益事業およびエネルギー事業
Salesforceユーザー数:100名以上
QAチーム規模:フルタイムメンバー 2名
テスト対象のシステム:Salesforce Marketing Cloud、Sales Cloud、Service Cloud、Vlocity、およびサードパーティ製アプリケーション(SAP CRM、各種Webポータル)との統合機能
Provarでのテスト構成:DevOpsパイプライン上で実行される50以上のテストケース、および100以上のリグレッション(回帰)テスト
テスト実行環境:スクラッチ組織(Scratch orgs)、統合サンドボックス、受入サンドボックス
ProvarとProvarDX™の導入により、DevOpsプロセスの迅速化とSalesforce環境における極めて高い品質基準の維持を両立することができました。
ENGIE Energie シニア・テストコンサルタントTeun Usleeber氏
ENGIE Energieについて
ENGIE Energie Servicesは、持続可能な社会への変革を牽引するサービス・エネルギー企業です。
オランダを拠点とするENGIEは、テクニカルサービスの市場リーダーであるENGIE Servicesと、ENGIE Energieの2つの部門で構成されています。革新的な技術ソリューション、持続可能な地域一体開発、エネルギー効率に優れたスマートビルディング・ソリューション、そしてグリーンエネルギー(風力・太陽光発電、TES(熱エネルギー貯蔵)、グリーンガス、地熱、水素)の安定的な生成・供給を通じて、社会の変化や住環境・労働環境における現代的な課題に対して責任を持って取り組んでいます。
使用テクノロジー
Salesforce Marketing Cloud、Salesforce Sales Cloud、Salesforce Service Cloud、Vlocity、およびSAP CRMや各種Webポータルを含むサードパーティ製アプリケーションとの統合機能
ENGIE Energieは、グリーンリカバリーにおける牽引する中核企業であり、ヨーロッパ全土の数百万人もの人々へ、再生可能エネルギーやクリーンエネルギーのソリューション、およびサービスを提供する重要な役割を担っています。
また、コミュニティの人々の生活を向上させるという継続的なコミットメントの一環として、人材、インフラ、そしてテクノロジーへの投資を積極的に行い、多くの先進企業と同様に、ENGIE Energieもまた、そのミッションの遂行および顧客関係管理(CRM)戦略を支える基盤として、Salesforce(Marketing Cloud、Sales Cloud、Service Cloud)やVlocityなどのSalesforceネイティブアプリケーションを活用しています。
さらに、ENGIE Energie Servicesでは、社内メンバーのワークフロー最適化や、戦略的なビジネス目標を達成するためのサードパーティ製アプリケーションとの連携を目的として、これらのプラットフォームのカスタマイズを定期的に実施しています。
The Challenge: 手動のリグレッションテスト、ユーザーストーリー検証が限界に、積極的なDevOpsのリリースを阻害。
ソフトウェアのカスタマイズは不可欠である一方、システムにリスクをもたらす要因にもなり得ます。
当初、QAチームは新規および既存の機能が期待通りに動作することを確認するため、手動によるリグレッションテストとユーザーストーリー検証を採用していました。
しかし、ENGIE Energieの事業規模と顧客基盤が加速度的に拡大するにつれ、チームはこの変化に対応するための新たな選択肢を模索し始めます。DevOps手法を導入したものの、膨大な時間を要する手動テストが大きな障壁となり、定期的なリリーススケジュール内では、エンドツーエンド(E2E)のテストシナリオを網羅しきれないという課題に直面しました。
そうして、SalesforceやVlocity、そして連携する基幹業務アプリケーションのセキュリティと信頼性を維持しつつ、既存のソリューションを迅速に強化できる、拡張性の高いテスト自動化ソリューションが必要であるという事が明確になったのです。
The Solution: ProvarDX テスト自動化
厳格なベンダー選定プロセスを経て、ENGIE Energieは“ProvarDX™”の導入を決定し、それ以来、目覚ましい成果を上げています。リグレッションテストとユーザーストーリー検証の大幅な迅速化を実現。同時に、社内におけるイノベーションのペースも加速させています。
以前は、100項目を超えるリグレッションテストを手動で実行するのに4、5日を要していましたが、Provarの導入後、同様のテストボリュームをわずか2日間で完了できるようになり、必要な工数を半減させました。さらに、そのプロセスの多くは自動化されているため、QAチームはその時間を他の価値あるタスクに充てることが可能になっています。
また、Provarの支援により、すべてのユーザーストーリーをクリーンなスクラッチ組織でテストできる先進的なDevOps環境を構築。ビルド時に主要なテストケースを自動実行できる体制を整えました。Salesforce DXとProvarDX™を戦略的に併用することで、リリースサイクルは大幅に効率化され、俊敏性が向上したのです。
ProvarDX™は、高パフォーマンスなアジャイル開発を実現するエンドツーエンドのエコシステム「Salesforce DX」と連携し、テストの作成・管理プロセスを簡素化するよう設計されています。開発チームは、CI/CD(継続的インテグレーション/継続的デリバリー)パイプラインへのデプロイ前に、スクラッチ組織でリリース内容を検証できます。これにより、リリースサイクル全体を通じて発生する「一時的な組織(スクラッチ組織)を複数テストする」という特有の課題を、ProvarDX™が設計段階から解決しています。
テスト自動化にProvarを採用した結果、ENGIE Energieはリリースサイクルの短縮を実現しました。さらに重要な成果として、迅速なイノベーションを尊ぶ企業文化が定着。社内外のクライアントに対し、成功に不可欠なソリューションとサービスを遅滞なく提供できる体制を確立しています。
ProvarDX導入事例:ENGIE Energieによる活用実績
ENGIE Energieのシニア・テストコンサルタントであるTeun Usleeber氏は、同社におけるProvarの選定および導入プロジェクトを統括しました。
ITセクターにおいて18年以上のキャリアを持つ同氏は、現在ENGIE Energieで多岐にわたるプロジェクトの指揮を執っています。その範囲は、B2C顧客向けにエネルギー消費量を可視化するAndroid・iOSアプリのテストや、B2B顧客向けにエネルギー使用状況を提供する「EnSights」ポータルの検証、さらには全社的なSalesforceプラットフォームのテストマネジメントにまで及びます。
Provarは非常に完成度の高いソリューションです。Salesforce専用に設計されていますが、その性能はSalesforceの枠に留まりません。UIコネクション機能を活用することで、各種WebポータルやSAPのユーザーインターフェースに対してもテストを実行できています。さらに、Webサービスコールのテストが可能な点も大きな魅力です。
ENGIE Energie シニア・テストコンサルタントTeun Usleeber氏
※ProvarDXについて
ProvarDXは、Salesforce向けの自動テストツールであるProvar Automationの機能の一つで、Salesforce CLI (コマンドラインインターフェース) のプラグインとして提供されます。Salesforce開発チームがテスト自動化をCI/CD (継続的インテグレーション/継続的デリバリー) パイプラインにシームレスに統合できるように設計されています。