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ADOC x Provar

Dreamforce 2025参加レポート:世界で見たProvarの可能性

この度、Dreamforce 2025に弊社アドックインターナショナルから2名の社員が参加しました。
弊社が日本総代理店を務めるProvarも、今年も出展し、またSalesforce社と共にセッションも行いました。現地の様子や最新のSalesforceトレンドを交えたレポートをお届けします。ぜひご覧ください。

Dreamforceとは ― 世界中が集うSalesforceの祭典

毎年サンフランシスコで開催される「Dreamforce」は、Salesforceが主催する世界最大級のカンファレンスイベントです。世界中の開発者・パートナー・ユーザーが集結し、最新のSalesforce戦略やソリューションが発表されるこの場は、まさに「Salesforceの未来を体感する場所」といっても過言ではありません。

Dreamforce 2025の設営物

近年はAIとデータ活用が大きなテーマとなっており、今年のDreamforceでは特に「Agentforce」が注目を集めていました。SalesforceがAIをどのようにビジネスの現場へ統合していくのか──その方向性を探る熱気に包まれていたのが印象的でした。そんな中、私たちが日本総代理店を務めるSalesforceのためのテスト自動化ツール「Provar」も例年通り出展。Salesforceテストを軸に、AI機能を含む最新領域、すなわちAgentforceを支えるテストにも対応していることをご紹介しました。

Dreamforceで出展した際のProvarブースの様子
DreamforceにおけるProvarブースの様子

Provarが支えるAI時代のSalesforce

今年のDreamforceの主役ともいえるのが、進化した「Agentforce」でした。 AgentforceはユーザーのSalesforce環境とAIエージェントを連携できるツールで、Sales CloudやService Cloudなど幅広い領域で活用が進んでいます。

さらに「Agentforce 360」も発表されました。
これは単なるAI機能ではなく、Agentforce 360 Platform・Data 360・Customer 360アプリ・Slackを統合した仕組みです。信頼性の高いデータとガバナンスを基盤に、AIエージェントを展開。部門横断の連携やSlack上での人とAIの協働、既存データ基盤の活用を実現します。Salesforceが「すべての業務にAIを実装し、ビジネススピードと顧客体験を高めるAgentic Enterpriseの実現」を目指す中で、AIエージェントが期待通りに動作し、ユーザーの意図を正しく理解できるかという課題も存在します。誤った応答を返すチャットボットほどストレスを感じるものはありません。

この課題を支えるのが、Salesforce専用の自動テストツール「Provar」です。
業界初となるAgentforce対応のエンドツーエンド自動テストを実現し、AI導入時のリスクを最小限に抑えます。
Salesforceのメタデータを活用して信頼性の高いテストを容易に作成でき、DOM構造の変化にも強く、年3回のバージョンアップにも即応しています。Agentforceは見た目こそチャットボットのようですが、裏側ではFlowやApexコードなど複雑な処理が動いています。Provarはボットとの応答内容やSalesforce APIを通じてレコードの整合性を自動で検証し、AI機能により“AIをAIでテストする”ことも可能にします。異なる言い回しのリクエストを自動生成し、ボットの理解力や応答の妥当性を検証できるのです。

今回の参加を通じ、Provarの強みを改めて実感しました。
新しいAIエージェント「Agentforce」を導入する際も、Provarがあれば迅速かつ確実なテストを実現できます。AI導入の成功は、信頼できるテストから始まる──まさにそれを体現した展示でした。

DreamforceでProvarが行ったセッションの様子
DreamforceでProvarが行ったセッションの様子

会場で感じたAI×テストの熱気

今年のDreamforceでは、どこを歩いても「Agentforce」の文字が目に入りました。SalesforceがAIを本格的に業務の中心に据えようとしていること、その熱量が会場全体を包み込んでいました。まさに、AIがビジネスの現場で必要不可欠な存在として、ますます中心的な役割を果たすことを実感したイベントでした。

Provarのブースも多くの来場者でにぎわい、「Salesforceテスト自動化ツール Provar」の最新機能紹介に加え、「Agentforce向けテスト機能」に関するセッションが行われました。AI活用が進む中での品質保証の在り方に、多くの参加者が関心を寄せていたのが印象的です。Provarは、「AI発話ジェネレーター」というチャットボットへの発話を多様な表現で自動生成してAgentforce(AIエージェント)の動作を検証できる機能や、Agentforceが生成したチャットボットの応答がユーザーの意図に沿っているかを確認し正確性や誤情報がないかを検証できる「AI意図検証ツール」といった機能を備え、AIが関わる業務プロセスの品質をどう守るかという課題に真正面から向き合っています。

また、お客様向けの特別セッションでAgentforce関連のテスト機能をご紹介し、お客様と新しい体験を共有できたことも大きな喜びでした。
Salesforceでは次々と新しい機能が生まれていますが、そのスピードの裏には必ず「テスト」の存在があります。テストは単なるチェックではなく、変化を支える「土台」そのもの。Dreamforceを通じて、その重要性を改めて実感しました。

Provarブースに飾られたアドックインターナショナルの紹介

おわりに ― 現地で得た学びをこれからへ

今回のDreamforce 2025に参加し、世界中のSalesforceコミュニティが持つ熱量はもちろん、開発元でありパートナーであるProvar社のグローバルな展開力と協働の様子を間近で見る中で、私たちもその勢いと可能性を強く感じる機会となりました。この体験を踏まえ、私たちアドックインターナショナルは、グローバルで証明されたProvarの「Salesforceテスト自動化」の価値を、日本のSalesforceに携わる皆様と共に推進し、皆様のSalesforce活用がより安心で効率的なものとなるよう引き続き尽力してまいります。

特に、AI機能の統合が進む最新の開発環境においては、品質保証の重要性が一層高まっています。Provarは、そのような環境下でこそ真価を発揮します。Provarは、Agentforceを含むSalesforce全体のテストに対応しており、変化し続ける環境下でも品質保証の基盤として高い信頼性を提供します。

Provarの仕組みやデモ、そしてAgentforceのテスト自動化に関する詳細情報にご興味をお持ちの方や、情報収集だけをご希望の方も、どうぞお気軽に弊社までご連絡ください。

【お問い合わせはこちら】https://provar-adoc.com/contact/

なお、Provar社が今回のDreamforceについて詳しくレポートしているブログ記事もございますので、ぜひこちらもご覧ください。

【Provar社ブログURL】https://provar.com/blog/thought-leadership/october-events-and-networking-insights-and-innovations-from-dreamforce-25-and-beyond/