Unify Consultingは、既存の枠組みを超え、その先にある新たな発見を追求するマネジメント・コンサルティング・ファームです。あらゆる課題に対してオーダーメイドのアプローチを採用し、従来の型にはまらない独自のビジネスモデルを展開しています。同社チームは、お客様との『共創』を通じて組織の潜在能力を最大限に引き出すとともに、お客様の描く未来の実現に深くコミットしています。
会社概要
Unify Consultingは15年の歴史を持ち、約400名の精鋭コンサルタントを擁する企業です。テスト自動化を担う品質エンジニアリング(QE)チームは、Colin Willis (QA Lead)、Hannah Hopkins (QA Engineer)、Elkana Munganga (QA Engineer)、Rick Martin (Solutions Director) を中心に構成されています。
主要なクライアントの一つとは6年来の強固な提携関係にあり、相互の信頼と尊重を基盤とした協力体制を確立していました。ある時、設定変更によってベンダーの機密情報が漏洩しかける事態が発生し、危機を未然に防いだものの、クライアントの戦略転換の必要性が浮き彫りとなりました。将来的なリスクを確実に回避するため、Unify Consultingはテスト自動化ソリューションの導入を提案。Provarのパートナーでもある同社は、テスト自動化を通じてクライアントのDevOps品質向上を支援することに尽力し、このニーズが生じた際も、即座に最適な解決策を提示することができました。
急成長中のクライアントにとって、100%手動のテスト戦略が抱える課題とは
テスト自動化の恩恵を受ける以前、Unify Consultingはクライアントに対し、すべての検証作業を手動で行っていました。そのプロセスは、Microsoft Excelで作成された管理表を用い、多種多様な環境を人の手で操作しながら、一つひとつ細心の注意を払ってテストを遂行するというものでした。小規模なプロジェクトであれば手動テストも有効ですが、100%手動というアプローチは極めて膨大な時間を要し、大規模な運用においては現実的ではなく、テスト網羅率を著しく制限する要因となっていました。
特にこのクライアントは、約900名以上のSalesforceユーザーと数千社の外部ベンダーを抱え、開発者向けに個別のステージング環境や本番環境を運用していたため、テストの複雑性は増す一方でした。多様なユーザー層が存在し、かつ月に最大4回という迅速なデプロイが行われる中で、加速するリリースサイクルと複雑化する環境に対応するため、圧倒的な機動力を持つ堅牢なソリューションが求められていました。
さらに、ユーザーが利用するブラウザ(Web・モバイル)やプラットフォーム(Google Chrome、Firefox、Safariなど)も多岐にわたり、すべてのテストを各環境で再現する必要がありました。優れた「テストの再利用性」を備えたソリューションがなければ、この工程は退屈かつ困難な作業とならざるを得ませんでした。
Unify Consultingは、採用すべきテスト自動化ソリューションには、包括性と迅速性、そして進化し続けるプラットフォームへの追従性が不可欠であると考えていました。そして、その厳しい要件を完遂できる唯一の選択肢こそが、Provar Automationであると確信したのです。
Provar Automationへの移行
Unify Consultingは、別のクライアントがテスト自動化プラットフォームとしてProvarを採用し成功を収めた実績を目の当たりにし、その有用性を確信しました。自社のクライアントが抱える課題を解決する最適解として、Provarの導入を提案。数ヶ月にわたる綿密な概念実証(PoC)が実施され、Colin Willis(QA Lead)もその評価に深く関わりました。PoCを通じて導入のメリットは明らかになりましたが、プロジェクトが劇的な加速を見せたのは、その1ヶ月後にHannah Hopkins(QA Engineer)とElkana Munganga(QA Engineer)がチームに加わってからのことでした。その結果、2022年10月のプロジェクト開始からわずか3ヶ月後の2023年1月には、Provar Automationの完全導入を成し遂げています。
この移行における重要なステップとなったのが、テネシー州ナッシュビルにあるProvarオフィスで実施された、1週間にわたるパートナー向けイネーブルメント・トレーニングでした。この実践的なトレーニングを通じて、Unify ConsultingのチームはProvar Automationをクライアントのテストワークフローへ円滑に統合するために必要なスキルを習得しました。さらに、認定資格や「Provar Essentials」、「Provar Automation: Best Practices」といったUniversity of Provarが提供する無料の学習コンテンツを積極的に活用することで、チームの専門知識をより一層確固たるものにしました。
ナッシュビルでの1週間にわたるトレーニングは、非常に素晴らしいスタートとなりました。さらに、University of Provarの各コースで学びを深めることができたからこそ、Provar Automationの導入を成功へと導くことができたのだと実感しています。
Unify Consulting QAリード Colin Willis 氏
Provar Automationがもたらした再利用性、スピード、信頼性、そして正確性
Unify Consultingでは、現在もクライアントの業務ニーズの一部において手動テストを継続していますが、それは「開発者が迅速に検証を行い、その結果をリグレッション(回帰)テストスイートへと反映させる」という、手動が理にかなっている領域に限定されています。
同社はすでに、既存テストの半分以上を自動化することに成功しました。Provar Automationは、手動テストと自動テストのプロセスをシームレスに連携させることで、双方の利点を最大限に引き出す「ハイブリッドな検証環境」を実現しています。
Provar Automationの導入後、リリース時のテストカバー率は20%から70%へと跳ね上がりました。これは驚異的な成果であり、あらゆる領域を漏れなく網羅できているという確信に繋がっています。
Unify Consulting QAリード Colin Willis 氏
チームはUniversity of Provarの受講を通じて、関連するテストケースをグループ化する最適な手法を習得しました。これが大幅な工数削減に繋がり、非常に大きな効果を発揮しています。
University of Provarでの実践的な学びの後、関連するテストをグループ化した結果、興味深いことが起こりました。自動テストの総数は以前より少なくなったにもかかわらず、手動テスト時代よりもはるかに広範なビジネス領域をカバーできるようになったのです。Provar Automationの再利用性は、私たちが品質を担保する上で、今や欠かせない強力な武器となっています。
Unify Consulting QAリード Colin Willis 氏
3種類のプロファイルと4つの異なる環境にわたる運用において、Provar Automationは迅速かつ効果的なテスト実行の要となりました。ここで特筆すべき効率化の要因は、必要となるテスト項目数そのものを削減できたことです。結果として、テストの実行速度は全体で従来の9倍へと加速しました。これほど複雑かつ堅牢なシステム環境において、これほどの高速化を成し遂げるのは決して容易なことではありません。
機能拡張が続き、リグレッションテストの項目数が増大し続ける中でも、Unify ConsultingのチームはProvar Automationによってデプロイの迅速化を実現しました。直感的なユーザーインターフェースとローコード・アプローチを備えたこのソリューションは、操作の容易さと効率性の両面において、従来の手動テストプロセスを遥かに凌駕しています。
スプレッドシートを見ながら一つひとつ手動でテストステップを進める作業に比べれば、Provar Automationの使い勝手は格段に優れています。以前のような煩わしさから解放されたのは、本当に大きな変化です。非常に使いやすいな設計で、特にローコードでの作業のため、スムーズに、より直感的に操作が出来るようなりました。これは、プログラミングの経験がある者にとっても非常に魅力的なポイントだと思います。
Unify Consulting QAエンジニア Hannah Hopkins 氏
Provar Automationの直感的なインターフェースは、あらゆるスキルレベルのユーザーに対応しており、どのような習熟度のメンバーであってもスムーズに導入・活用することが可能です。また、Unify Consultingは本ソリューションを活用することで、残存する手動テストから得られた知見も含めた、包括的な分析レポートの生成を実現しました。これにより、テストケースに関するデータはより多角的かつ価値あるものへと進化を遂げています。
Elkana Munganga(QA Engineer)は、Provar Automationがもたらした広範なメリットを、ある具体的なユースケースを挙げて次のように総括しています。
手動テストのみで運用していた頃は、特定のフィールドの検証において常に課題に直面しており、効果的なテストを行うこと自体が困難な状況でした。しかし、Provar Automationを導入してからは、エラーを素早く見つけることができ、その精度も飛躍的に向上しました。現在では、検出されるエラー自体が最小限に抑えられています。以前とは比較にならないほどテストの再現性が高まったことも、非常に大きな成果です。私たちのテストプロセス全体が、今やかつてないほどの信頼性と正確性を備えています。
Unify Consulting QAエンジニア Elkana Munganga 氏
未来に向けて
Unify Consultingは、これまでの成功をさらに確固たるものにするため、Provar Automationとのさらなる連携強化を計画しており、今後の展開に大きな期待を寄せています。Provar Automationの優れた適応力と強固なサポート体制は、同社のさらなる飛躍を支える大きな力となるでしょう。
また、同社は今回の導入で得られた多大な恩恵を背景に、Provar Automationの活用をより多くのお客様へと広げていく方針です。これにより、テスト自動化の領域において、先見性と革新性を兼ね備えたパートナーであるという評価を、より確固たるものにしていく構えです。
これまで目覚ましい成果を上げてきたこの少数精鋭のチームに対し、心からの敬意を表します。彼らが切り拓く新たな未来に、今後も目が離せません。
Provar導入後の主な成果
- テスト工数:55% 削減 (手動テストとの比較)
- 実行速度:9倍に向上 (複雑な環境下での高速化)
- 網羅率:20% → 70% (テストカバー範囲の大幅拡大)